ms-diary

2017年7月に多発性硬化症と診断されました。多発性硬化症の主婦の日々です

幸せとは

久々に休日で、ゆっくり寝ていた旦那さん。

お弁当もないし、この人は朝ごはん食べないからなー、私も朝寝坊ーとだらゴロ。

するつもりでしたが、私は愛猫に腹が減ったと朝ごはんをくれと、大きな声で鳴かれていつもの時間に起きました。ママも朝のお薬を飲まなきゃだから良いのよ良いのよ、と愛猫に甘い。

私だけでなく、愛猫も薬が欠かせない訳で、シロップのお薬をシリンジで測って朝ごはんに混ぜます。リウマチの指の腫れと強張りは、朝が、凄い。寝る前におさまっていた筈の腫れと痛みは輪をかけて朝に襲ってくる。

そんな手指で、猫の薬をシリンジで測りました。そこまでは何とか出来た。

シリンジを洗う時です。

手が滑ったのか、変な力を入れたのか、プラスチックのシリンジを折りました。

そんな事あるのか。

シリンジだけください、折りましたって犬猫病院に連絡したけど、先生、ちょっと呆れただろうな。寝惚けて馬鹿力出したんだろ、と。

 

出来ないことも、失敗することも、それで凹む事も沢山あります。

でも、私は、運が良い。

不幸中の幸いが、凄いあります。

前に勤めていた会社の先輩に、前に言われました。

「いつも、必ず、あなたはピンチの時に助けてくれる人がいる」

本当にそう思います。

朝の薬も飲み、愛猫の餌やりも終え、まだ旦那も寝てるし、私も惰眠を貪るか、と。

痛いし。ロキソニン飲んだけど、即効く訳でも無いし、横になろう。あー手を突いてしまった、いててててて。あー、もう。

でも、こんなやって惰眠を貪れる環境にいるとか、出来ない作業は旦那が手伝ってくれるとか、私って、これ、凄い、恵まれてるよな、と思いました。

あーーー痛い痛い、本当は今日お出掛けする予定だったのに!出来ない出来ない、痛い、もーー!と唸ってゴロゴロ。

そんな、痛みや出来ない事を愚痴りながらも、こんなやって、言いたい放題出来るのは、この環境があるからです。

良い旦那だよなーと冗談交じりに笑いながら自画自賛をする、そんな旦那さんと暮らせて良かったです。

私が料理出来るうちに、全部教わっておこーって言ってくれて、強張りや麻痺や痛みで動かなくなってくる手を慮ってペットボトルオープナーをそっと買っておいてくれて、導尿のパンフレットを見てエグさで閉じ、ありがとうごめんねと言えば、ごめんねは要らないと怒る、そんな、そんな旦那さんと出逢えていてよかった。

ダーツに負けた罰ゲームで付き合い始めたけど、負けて、良かった。

これが、不幸中の幸い、だな。