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2017年7月に多発性硬化症と診断されました。多発性硬化症の主婦の日々です

ステロイドパルス副作用

ヒルトンの灯りに、入院してへこんでる場合ではない!と思ったものの。

ステロイドパルスは、やはりヘビーでして。

ステロイドニキビと言われるニキビが、最初に現れたのは、私は顔ではなく胸元でした。アクアチム軟膏という、ニキビの抗生物質軟膏を処方されました。

これ、昔塗った事あるけど、余り即効性はないんだよなぁ、とアクアチム軟膏を見つめました。高校生大学生の頃、ニキビに悩み、プロアクティブは試すわ、皮膚科はハシゴするわ、してました。その時に1番効いたのは、ディフェリンゲルという軟膏でした。透明で、スーッとしみこむやつ。ふと、1ベッドごとに置いてある手指の除菌ジェルが目につき。

 

(`・ω・´)!これだ!

 

肌に悪いのは百も承知です。

でも、ニキビとか、私、許せなくて。肌はかなり大事に大事にしてきたんです、この何年も。何万かけたのよ、維持費に。バイト代で皮膚科に通い、保険適用外の化粧水も買い、社会人になってからはエステに行ってみたり、お高い化粧品を買ってみたり。

ステロイド副作用に負ける?いやいやいや、嫌だし。

どうやってここまで持ってきたと思っているのよ、幾らかけたと思っているのよ(貧乏性)

貧乏性の私は、胸元のニキビに除菌ジェルを塗り込みました。

正しくない事も、肌に良くない事も分かっています。でも、塗り込みました。

 

翌朝、ニキビは引いていました。

真似したらダメだと思います。

その後、鼻の下に出来たニキビにも塗りました。

少し、皮が剥けました。冬じゃなくてまだ良かった、乾燥しにくい季節。

 

その後に、ママにちゃんとしたアクネ的な化粧水を買って来てもらいましたが。軟膏より、手指ジェルの方がニキビには塗りこんでた気がします。ダメですよ。

 

そして、入院中って暇なんですよ。そう言えば、仕事で、英語が日本語に翻訳される様に同時翻訳機みたいなイヤホンを付けて会議メモを録る業務がありました。もちろん、一人でそんな事は出来ないので、勉強中の身でしたが。そのイヤホンがね、付けてると、耳の中にキーーンと痛みが襲って来て、悩ましかったのです。色んな音自体が苦手になり、自分のもだけど、他の人の咀嚼音、特にスナック菓子やお煎餅とかの、が、何だか嫌で嫌で仕方ありませんでした。嫌だ、から、イタタタタになるんです、私にはそんな症状がありました。多発性硬化症って、症状は様々みたいですね。そんな訳で、イヤホンを用意してテレビを観る事はなく、暇だったんです。右眼も視野が狭まっているから疲れるし読書もせず。

暇で見つめるのは、腕とか脚。

の、毛。

ステロイドの副作用で、毛深くなるというのもあったので、心配で見つめてました。

あぁ。気になる。少しの毛が、気になる。少しでもない毛も、すごい気になる。

週末に来てくれるという大学からの友人に頼んだのは、毛抜き。

頂きました、毛抜き。そして、ケナッシーという、皮膚の上を、スポンジみたいなやつをスライドさせて産毛を絡み取れるものを。ドラッグストアにラストなところを、買ってくれ!!とお願いし、私のムダ毛問題の解決を手助けしてくれて、本当ありがとう。採血されたり、点滴されたり、血圧測られたり、腕を私も看護師さんも見まくるのですよ。普段なら気にしない毛が、まぁ気になる気になる。しかも、ステロイド点滴で絶対、毛深くなった。

私は、もし入院する同性の友人がいたら、お見舞い品に毛抜きはいるかと聞くと思います。

後は、真っ赤にリンゴほっぺになったくらいかな。気になったその時の副作用は。

服薬で長期ステロイド投与じゃないから、こんなものだったのかな。

食欲増加も、苦く感じるものが多かったので、食べることが怖くて食べず。食べたらお腹がゴロゴロするのも怖くて食べず、体重増加はなかったです。むしろ、少し体重減っていたかも。体重計がナースセンター前にあるから、もしかして太るのあの人怖がってて食べない?とか看護師さんに思われるの嫌で、測らなかったんですよね。