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2017年7月に多発性硬化症と診断されました。多発性硬化症の主婦の日々です

退院決定!!

主治医と少し話しました。ずっと病室にいるから、外の世界は怖いでしょう、と。談話スペースで。

うん、怖い。

筋力もかなり落ちている筈、リハビリセンターで少しリハビリしてから退院にしようか、と。

 

”退院”。

(≧▽≦)!!!このワード、来た!!!!!

浮わついていたのでしょう、疼痛は後遺症でずっと残ってしまうとか言われてた気がするけど、薬飲めばいいやとか、楽観的になってました。だから、私の理解と主治医の言葉に齟齬があったんでしょうね。

”付き添いが居たら、近くの本屋やコンビニくらい行ってもいいよ”

私には、そう聞こえたのです。

本を読んで、MRIと主治医との話を待っていてくれた旦那さんに、

「付き添いがいたら少し外出ていいって!!」と伝え、外の世界に。

2週間ぶりの外界。コンビニだけど。

もう嬉しくて嬉しくて。

左手首には、入院患者管理のバーコードバンドが、鳩みたいに付いたまま。

お見舞い受付の玄関を普通に通り抜け、セブンイレブンの何もかもが新鮮に目に映り、何もかもを無性に買いたくなったけど、あ、これが衝動買いだな…と思いとどまりました。

外界の世界を30分だけ楽しみ、ふふふん、とベッドに横になりました。

 

翌朝、嬉々として、毎朝交替でベッドまで血圧とか体温とか測ってくれる看護師さんに、

『外に出て良いって聞いたから、昨日の夕方外を散歩して〜』

と話したら。

 

はっ!?外出したの!?ナースセンターに届け出した!?許可したの誰!?

 

と凄い剣幕でして。

『いや、違う違う違う!!エレベーター乗って、売店行っただけです!それだけ!!ほら、この病棟から出たってだけですよ!!』

と、慌てて誤魔化しました。

 

勝手に外出とか、ダメですよ。

こんな注意をメガラバさんにして、コーヒーをエレベーターホールでしてました。

話し相手がいるって、大切ですね。楽しい。

ずっとベッドにいるのって、気も塞ぐんです。 

そりゃそうですよね。

談話室とかエレベーターホールのソファに行って、自販機のコーヒー飲みつつ、1人でボンヤリも良いけど、話せる人が居るのは、かなり違う。

因みに、病院の自販機には、ペットボトルの蓋が開けやすい様に、蓋開け補助器みたいなのが付いてました。蓋が硬く締まったままのペットボトルをはめて、回せば蓋が開く、という。

握力の弱り切った私は、とても有り難かったです。