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2017年7月に多発性硬化症と診断されました。多発性硬化症の主婦の日々です

入院生活徒然②

多発性硬化症”と診断確定をされましたが、ママが愕然とした代わりに、覚悟を決めていた私は、何だか冷静でした。

ラベリングっていうんでしょうか、病名が分からなくてもやもやしているよりも、あぁこれだからこうなのかって、病名が分かった瞬間に、逆に気持ちは晴れやかでした。

Google先生から検索した様々によると、うつ傾向からの自殺願望がかなり強いとか、完治はなく、処方薬は自己注射しかないとか、気が滅入る事ばかり。

気が滅入って滅入って、涙が出そうになった瞬間、隣のベッドから、音漏れして聞こえて来た。

 

マキシムザホルモンのメガラバ

 

( ;∀;)どうした。

ちらっとしか見てないけど、きっと40代かな、という女性。一人用の個室でないなら、個室の意味がないと思って、入院がいつまで続くか分からない中で、個室利用に踏み切ることは出来ず、大部屋のままです。8人部屋。だから同室の方も、勿論います。

でも、私の2日後に入院してきたお隣さんとは、話をすることもなく、存在を認識しているだけでした。

大人しそうな普通の主婦と思っていたところに、メガラバ。

どうした。

お陰で、泣きかけもおさまりました。

一人暮らしの自宅に残した生ごみや食パンは、全て旦那さん、その時は彼氏さんですね、に鍵を渡して片付けてもらいました。やはり、ちょっと匂ったそう。夏場だしね。片付け、ありがたい。

そして、遂に、週末から2回目のステロイドパルス。なんか、慣れてきた。あー、また点滴針留置ね。お風呂前にはテープで固定してもらってね。あーまた口の中、苦いのか。でも対策のグミや飴は用意してあるし、怠いから、その最中と直後はお見舞いに来てくれるのを遠慮したり事前準備は完璧。うん、大丈夫。

その後。メガラバのお隣さんと、洗面所で初めて話しました。メガラバ、音漏れしてましたね、なんて話さないですよ、不快な音漏れでもないし、むしろ楽しかったし。

症状が出始めてから、緊急入院、診断確定などなど私の今までの話を。メガラバさん、涙ぐみながら。「わかる~(´;ω;`)」と聞いてくれて。歯ブラシに付けた歯磨き粉、洗面台に落ちてるよ、大丈夫かいな。メガラバさんは同じ疾病では無いみたいだけど、話に共感出来るというか、話が出来る人がいる!と私を認識してもらえて、安心感もあったのかな、最後にメガラバさんの頬に涙が流れ落ちました。それを見たら、少し、自分も心強くなりました。しっかりしなきゃ、と。

それから、ちょこちょこ、談話室や洗面所でメガラバさんとはお話しました。

こんな食っちゃ寝生活なんて…と凹んでるメガラバさんに、やったじゃないですか!休む大義名分ですよ!と、声掛けたりしていました。自分に言い聞かせる言霊でもあり。

言霊って、絶対ある筈。

ネガティブな事を言えば、ネガティブに物事は進む。

楽しく明るく言葉を発していれば、楽しく明るく物事は進む。はず。

むくみや火照りや、ニキビと言ったステロイド副作用は再び、でしたが、やはり、慣れてきていました。

そして、それでも止まない疼痛には、かなり強いらしい神経信号を遮断する薬を処方されました。

(๑• •๑)!止まった!痛いの!

一度違う薬で、合わなくて痒い薬疹が出てしまい、困ってしまっていましたが、よかった、合う薬があって。。

ステロイドパルス、2クール目のお陰か、無事に右脚の違和感もかなり良くなりました。

 

( ゚д゚ )!!痛い!!

 

感覚が戻って来て気付いた、入院2日目の風呂場での転倒の右脚の甲の負傷の痛み。

折れてはないけども未だ腫れている足の甲。

神経内科の先生パーティーに伝えたら、

 

そりゃ痛いよ…笑

 

と。痛みが分かって辛いけども、あーー痛いとか分かってきた!と、嬉しくて少しニヤニヤしました。