ms-diary

2017年7月に多発性硬化症と診断されました。多発性硬化症の主婦の日々です

退院とか

朝5時半には目が覚めて、起き上がっていました。いよいよ、待ちに待った退院日。

退院前に、ママにとりあえず、眉ペンを買って来てもらいました。眉毛さえちゃんとあれば、その他のメイクが薄くても何とかなる。

約1ヶ月すっぴんと日光に当たらない生活していたからか、肌はやたらツルツル。

病院から五千円くらいみたいなので、迎えに来てもらう旦那さんと、タクシーで帰宅する事にしました。

なんだかんだで大量の紙袋の、大荷物。

お見舞いで頂いたお菓子などの紙袋が、こんなに役立つなんて。美味しかっただけでなく、有り難い。約1ヶ月入院していた私の身の回り品は、なかなかの量でした。タオルとか、一部のものはママに持って帰ってもらったのに、それでも、わんさか。

少しでも荷物を減らそうと、歯ブラシやなくなりかけの化粧品のボトルは捨てました。入院中お世話になりましたのお煎餅を準備し、紙袋だらけの中、旦那さんの到着を待つ事に。

 

この時に、私はとんでもないしくじりをしていました。

大量の紙袋の中でも、1つ、旦那さんからのプリザーブドフラワーやら、愛用していた化粧品やらを入れた紙袋は、忘れない様に、と、棚に上げていたのです。

棚に上げなければ。

 

その紙袋は、忘れ物となりました。

翌週の神経内科通院の時に、また入院病棟に顔だして受け取る事に(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)あぁ…お花…

 

再発と寛解を繰り返す多発性硬化症

また、いつか、ここにお世話になるかも知れない。いや、なるでしょう。

でも、少しの間、この病棟とはサヨナラです。

暫く、いや、もう来ないコトが1番だけども。

 

同室の同じ病気の先輩や、メガラバさんに挨拶して、久々にワンピースを着て、ポーチに入ってたメイク用品でメイクを軽くして、髪を巻くコテやアイロンはないからザンバラだけど、

2017年7月21日、退院しました。

 

病院を出てすぐにタクシー乗り場はあります。そこに歩いて行き、外の昼前の陽射しと熱気に驚きつつも、深呼吸しました。

都会の、綺麗な空気じゃないけど。

敢えて、その空気を、吸いたい。

外だ。

外にいる。

 

1ヶ月くらいじゃ、家の周りはそんな変わってなかったのですが近くに新しく焼き鳥居酒屋さんが出来る様でした。

また、外食とか出来るのかな…

お昼ご飯に、旦那さんにウインナーと卵を焼いてもらいました。なんか、無性に美味しい。

ふるさと納税返礼品の、ガチで美味しいウインナーなんだけどさ。

外食は怖いので、夜は近くのスーパーでお寿司とか諸々買って食べました。

 

事情があって、実家には戻れないので、自分の家ではなく、旦那さんの家に泊まったり、来てもらったり、交互に過ごしていました。

リハビリで毎朝日が昇りきる前と、日が落ちてからの夜に歩き、疼痛がないコトはこんなに生活しやすいのかとしみじみ。

体重は、3kgほど減っていました。

 

金曜の夜ドラマの大恋愛観ながら、書いています。

『生きてるだけで、足手まとい』

私も、旦那に向けて何度そう思ったか。言ったか。

見た目で最初はヨッシャ!だったかも知れないけど、とんでもないババ引いたねって、旦那に言う度に、凄い怒られます。

井の頭公園で最初に、右膝から崩れ落ちた時、脳腫瘍かなって思いました。頭痛もあったし。井の頭公園の池に浮かぶスワンボート、カップルで乗ったら別れると言うジンクスがあるらしい。何の病気が分かったら、スワンボートに乗ろうと思っていました。

乗ることには、なりませんでした。