神経因性膀胱
多発性硬化症の症状で、現在1番辛いのはこれです。
排尿を司る神経がおかしくなってるそうです。
排尿コントロール、うまく出来ません。
私は、幾度となく膀胱炎と腎盂腎炎を患いました。
こんな痛くて苦しいなら膀胱、無くして欲しい、と私は一時期切に願いました。
膀胱炎が怖くて沢山水を飲み、行きたい!ってならなくてもお手洗いに行っていました。1日に8回を超えるお手洗いの回数だと頻尿だそうですが、そんなの、余裕で超えていました。
外出したら、先ず初めにお手洗いの場所をチェック。電車やバスに乗る前にはお手洗い。常につきまとうお手洗いの不安。そして、つきまとう残尿感。
痛みや熱はそんなになくても、常に軽い膀胱炎なんです。泌尿器科も転々とし、最終的には、クラビットという抗生物質を多めに処方しておいてもらって、ヤバイ!!でもすぐに病院行けない!という時に服用する、という作戦。
色んな抗生物質を、色んな泌尿器科で処方してもらって服用し過ぎた結果、抗生物質に耐性が出来てしまいました。何年かしたら、耐性は無くなると聞いたけど…果たして。とりあえず、クラビットはまだ効いたので、それを緊急時には。
後は、漢方を飲んでいました。猪岺湯というやつ。漢方はお守り代わりでもありました。これを飲んでるから、大丈夫だもん!と。サプリだと、クランベリーサプリ。海外では、膀胱炎になったらクランベリージュースを飲め、と言われているそうなので。効果は、これ、良かった気がします。
なんで私はこんなに膀胱炎を繰り返して、頻尿なのだ、と、どの病院でも原因不明と言われ続けていましたが、多発性硬化症の症状に、膀胱・直腸障害がある事を知りました。引っ越しをきっかけに、駆け込む事の多かった近所の泌尿器科からどこか新しい泌尿器科見つけなきゃ、あ、大学病院の泌尿器科なら多発性硬化症からの膀胱炎で診てもらえるかなと、神経内科の主治医に膀胱炎をやたら繰り返している事を伝えて、泌尿器科に紹介状を書いてもらいました。
様々な検査をしました。
①下腹部に排尿後に超音波をあてて残尿を測る残尿測定。
②尿道から内視鏡を入れて膀胱内をチェックする膀胱鏡検査は、泌尿器科ドクターショッピングをしていた何年か前にやったと話したら、それはパス。膀胱内の腫瘍とかは血液検査の結果や症状からしても考えにくかったのでしょう。
③腎臓が腫れていないかの確認で、背中から超音波をあてて確認。初めてこの検査をされた日は、冬。上の服を脱がないで捲るだけで大丈夫ですよ、背中側だけだし捲りますねと先生に言われて看護師さんに捲ってもらったのですが、寒がりな私は、膀胱炎予防もあり、
カーディガン
セーター
直にヒートテック着るとチクチクするから、綿の肌着
薄手の腹巻
キャミソール
と、着込んでいました。看護師さん、まだ肌が出ない…と思ったでしょう。
血液検査で腎機能に異常はなかったけど、超音波でも腎臓に腫れなどはなく。
④膀胱内視鏡検査。2017年12月11日の事でした。膀胱に内視鏡を入れるんですよ。膀胱鏡とはまた違う…膀胱内に尿道から管を入れて、水を入れて膀胱の容量を測りました。どこまで膀胱がパンパンになったら尿意を感じるか。
これね、苦痛。
先生は麻酔はないけど痛くないよ、大丈夫!言っていたけど、痛いとかじゃない。
恥ずかしいのだ。
尿道からの管くらいで恥ずかしさや痛さはもう感じない。多分ね、粗相を防ぐ目的なのかな、肛門にも栓みたいな詰め物をされました。
あぁ…
いつも、上は90台の血圧は、検査後、140超まで上がって居ました。
お昼を挟んで診察。ショックな検査の後で、とてもランチする気分になれず…なんて、繊細ではありません。しっかりパスタランチをしました。検査でショックで食欲落ちるどころか、疲れたからか空腹で、パスタ大盛りにしました。
午後の診察で、膀胱という臓器は問題ありませんでした。そして、診断。
多発性硬化症からの神経因性膀胱。
そうか。なら、仕方ない。
でも、日常生活は、とてもとても、送りにくいです。導尿しても外出時のお手洗いは心配で仕方ないし、それで外に出たくない感じもあります。薬を飲んでも効かない。気持ちの凹みが、半端ない時が沢山あります。
この前、チラッとカルテ編集のPC画面が、診察の折に見えました。
『水腎なし』
腎臓だけは、守らなければ。
そう言えば、年末に受けた乳がん検診、異常所見なしでした(*´∇`*)